【投資とトレード】正解はない。失敗から学び、成功体験を増やす。

こんにちは!「ぼっちな、ぼっち」です。

約15年、失敗し続けてきた投資(トレード)。


「日本個別株」から「FX」「アクティブファンド」と渡り歩いてきました。

ずっと失敗してきましたが、そこから学んだことも沢山あります。

  • 投資(トレード)に絶対はありません。
  • 正解もありません。
  • リスクを取らないと、お金は儲けられません。
  • リターン(儲け)がどのくらいになるか、予測はできません。
  • 群集心理に惑わされて、自分の投資スタイルを崩してはいけません。


そして、学んだことを活かすべく、まだトレードを続けています。


お金を儲けて資産を増やさないと、
「長生きしたらどうしよう。。。」
に耐えられません。

投資とトレードの違い

投資
  • 企業や経済成長の価値にお金を投じること。
  • 長期(目安は15年以上)にわたって、資産形成を目指すこと。
  • 投資は、淡々とこなす作業。
    逆にいえば、投資でエキサイティング(興奮)してはいけません。
トレード
  • 企業の株価や、経済成長の指数にお金を投じること。
  • 短期(秒単位から長くても数年)で、お金を儲けること。
  • カジノのように、エキサイティング(興奮)するゲーム。

と、思っています。

とはいえ
  • 投資=良いこと
  • トレード=悪いこと

ではありません。

人それぞれの考え方を表しているにすぎません。

失敗から学ぶ

投資でもトレードでも、最初から成功することは、ほとんどありません。

かえって失敗する経験を積み重ねることで、次の投資で成功する確率が高くなると考えています。

失敗から学んだこと
  • 自分の考えが間違っていないと思ったときは、多少の損は恐れない。
  • 逆に、自分の考えが間違っていると思ったときは、早く損を認める。
  • 自分の考えに固執しない。
  • 自分は間違っていることを前提に考える。
  • 間違えを認めると同時に、何故・どこを間違えたのか、を学習する。
失敗を活かした結果
  • 自分にとって「不利な状況にある」と思ったときは、一切何もしない。
  • 自分にとって有利な状況が来るまで、じっと待ち続ける。
  • 常にリスク(不確実性)を考える。
  • 自分の取れるリスクはどこまでなのか、をいつも考える。

この失敗を活かし、自分の投資スタイルを確立しました。

日本個別株での失敗

私の初めての投資は、日本個別株への投資。

父から譲り受けた株式をすべて売却し、それを原資にして始めました。

自分で稼いだお金ではなく、たまたま手に入れたお金でしたので、何も勉強せずに始めました。

当時は、ただ「面白そう」と、好奇心とゲーム感覚です。

当たり前ですが、こんないい加減さで勝てるわけがありません。

日本個別株に限らず、

投資という世界は、勉強しないで勝てるほど甘い世界ではありません。

幸運にも、「大失敗→少しの失敗」で、手を引けました。

次に日本個別株を買うとしても、まだ知識が足りません。

FX(外国為替保証金取引)での失敗

ドル円の為替相場のチャートです。
1時間足・4時間足・日足・週足を使っていました。
ドル円の為替相場のチャートです。

2017年から、約3年、FXでトレードをしていました。

結果、トレード資金の約10%を失ったところで、FXからは手を引きました。

ただ、FXでのトレード経験から
  1. テクニカル分析
  2. トレードスタイルの選び方
  3. 売買ルールの決め方
  4. ファンダメンタルズ分析

という、為替についての4つの知識を得ることができました。

そして、もっとも大きな敗因は、

自分で決めたルールを守る、その感情がコントロールできない

ことでした。

FXに限らず、感情で投資・トレードしても勝てません。

感情を排除し、勝つためには、機械的に判断する仕組みが必要だと考えました。

そのために、ツールとツールの精度を高めるための日報・月報を作りました。

それでも勝てるとは限らない、トレードの厳しさを思い知らされました。

なぜ勝てないか。
それは、為替が決まる過程には、人間の心理が大きく影響するからです。

人間の心理をツールにすることなど、そもそも無理な話だったのです。

投資信託(アクティブファンド)で失敗する理由

2019年の終わりから、2020年の初めにかけて、アクティブファンドで資産運用をしていました。

アクティブファンドとは、インデックス(日経平均など)以上の収益を目指す投資信託です。

アクティブファンドとインデックスの関係を表したイメージ図です。
アクティブファンドのイメージ図です。

アクティブファンドの運用期間が短かったこともあり、私は若干の利益を出して手を引きました。

10年や20年といった長期間で運用するなら、インデックスファンドに、ほとんど勝てません。

それは、アクティブファンド自体がインデックスを作っているからです。

インデックスとは、日経平均などの市場の動きを示す指標のことです。

資産運用の最適解

投資・トレードに絶対はありません。
正解もありません。

つまり、必ず資産が増える資産運用の方法はありません。

ただ、資産を増やせる可能性がある、資産運用の方法はあると考えています。

それは、米国を中心とした世界経済の成長率に連動した投資信託(インデックスファンド)での運用です。

インデックスファンドとは
  • 日経平均株価
  • TOPIX(東証株価指数)
  • NYダウ(ダウ工業株30種)
  • S&P500
  • ナスダック総合指数

といった、市場全体の動きを示す指数と同じ値動きをするように運用される投資信託です。

インデックスファンドとインデックスの関係を表した、イメージ図です。
インデックスファンドのイメージ図です。

インデックスファンドでの資産運用が、成功するかどうかは分かりません。

将来のことは誰にもわかりませんから。

過去の出来事は、あくまで「過去、そうだった」という事実でしかありません。

過去の出来事は、「将来もそうなる」と、約束してくれるわけではありません。

一方で、そんな不確かな将来について、「不確かである」ことを受け入れることはできます。

「不確かである」ことを受け入れて、投資・トレードすることはできるのかな、と考えています。

投資ではなく、トレードを選ぶ理由

通常、インデックスファンドでの運用は、15年~20年以上の期間にわたる長期運用が基本です。

ただ、私にとって長期運用は、使えないお金が増えるだけだと思っています。
そんな、余裕はありません。

還暦を過ぎてから、20年先のことを考える意味は、ないと思っています。

結果として、数カ月から数年といった中短期でのトレードになっています。

トレードの方が、「考えたり、決断したり」の連続で、楽しい。

ただ、毎日、株価をチェックするような、エキサイティングなトレードはしません。

月に1度だけ、淡々とした作業として、トレードをおこなっています。

自尊心と期待は、トレードの敵

自尊心が強く、自分の失敗を認められないと、投資で成功することはできません。

そして、投資に対して過度の期待を持つことは、失敗への近道です。

  • 含み損株は、戻るんじゃないか?
  • 含み損株を売って、損失を確定するなんてできない!
  • とにかく小さい利益でも売って、儲けを確定しよう。

こう考え始めた投資は、すでに失敗しています。

過去の成功者たちは、こう考えていました。

「含み損株」と「含み益株」を持っていた場合、「含み損株」を売却し、「含み益株」はそのまま利益を増やす。

リスクとリスク許容度

金融の世界では、リスクは不確実性を表します。

例えば、株価が予想外に上昇することを、上振れリスクと言ったりします。

ただ、一般的には、リスクを損失と考えることの方が多いでしょう。

このリスクを、どの程度まで受け入れられるかは、人それぞれです。

例えば、
  • 資産1億円の人にとって、10万円の損失を出す可能性のある投資は、リスクが小さいと感じるでしょう。
  • 資産100万円の人にとって、10万円の損失を出す可能性のある投資は、リスクが大きいと感じるでしょう。

リスクをどの程度まで受け入れられるかを、その人のリスク許容度といいます。

「この金額を投資したら(お金を賭けたら)、翌朝ゼロになるかもしれない」

という状況でも、ゆっくり寝られる金額が、私のリスク許容度です。

具体的には、10年分の生活費を除いた、残りの資産が私のリスク許容度です。

10年を区切りにしている理由。

それは、過去最大の大暴落があった世界恐慌のときに、株価が回復するのに約10年かかったからです。

10年間暴落が続いても、淡々と投資を続けられように10年としています。

リターンは期待しない

S&P500のような指数に連動したインデックスファンドの場合、期待リターンは、4~6%といわれています。

投資を始めるときは、この期待リターンをもとに、資産の増加を見込むことが一般的です。

ただ、私は期待リターンを使って、資産の増加を見込んでいません。

簡単にいうと、
  • 私にとって、期待リターンはゼロです。
  • 期待リターンは、過去の結果であり、将来を約束していると考えていません。
  • 期待リターンがゼロなら、含み益に一喜一憂することもありません。

含み益とは、「もし売却すれば利益がでる」状態を指します。

「リターンに希望を持たない」程度が、心穏やかに過ごせます。

投資をしないリスク

それは、インフレです。

インフレによって、資産がどう減っていくか、予測しています。
インフレが資産に与える影響です。

日銀が目指している、インフレ目標2%が実現されると、資産の実質価値は下がります。

現金だけを持っていても、その資産価値は、年々減少していくばかりです。

少なくとも、インフレで減少する額以上に資産を増やさないと、現在の生活水準は維持できません。

そのために、私はトレードをおこなっています。

トレードを楽しむ

私は、楽しくないことは続けたくありません。

トレードの目的が、お金儲けだとしても、楽しくなければ続きません。

楽しむために、
  • 本を読んで、知識を蓄えます。
  • 成功したときも、失敗したときも、その原因を自分で探ります。
  • そして、次にどうすべきか、考えます。

すると、トレードしていること自体が楽しくなってきます。

たとえば、
  • 投資(トレード)が成功すれば、お金が増えるとともに、自尊心も満たされます。
  • 投資(トレード)に失敗しても、次の投資に活かせる知識を得ることができます。

成功するには、知識が必要

投資・トレードで成功するには、知識を持っていることが必須条件です。

知識を増やす最善な方法は、本を読むことです。

「敗者のゲーム」は、こんな本

世界最大級の投資信託運用会社である、バンガード・グループの社外取締役を務めている、チャールズ・エリス氏の作品。

スポーツに例えると、プロもアマチュアも、

  • 同じ道具
  • 同じ服装
  • 同じルール

で戦っています。

ですが、勝敗のつき方は、まったく違います。

プロは

相手より、多くの得点を取った方が勝ちます。

アマチュアは

相手より、ミスで得点を失わなかった方が勝ちます。

そして、一部のアマチュアを除いて、プロに勝つことはできません。

投資の世界では、圧倒的な情報・知識・経験を持つプロと同じ土俵で戦う時点で、個人投資家はアマチュアです。

プロは、そもそも「勝者」

それに対し、個人投資家は、そもそも「敗者」であると認識しておくことが必要です。

では、敗者が投資の世界で勝つためには、どうすれば良いか。

それは、
  1. 長期投資の基本原則は変わらない。
  2. 企業や経済や市場がどんなに変わっても、この原則は変わらない。
  3. インデックス(市場)に勝とうとする機関投資家(プロ)自体が、インデックスを作っている。

これを、知っておかなければいけません。

これを知った上で、

プロが作っている市場そのものである、インデックスファンドへの投資。

一時の暴落に備えられるように、時間を分散する。

それが、この本での結論です。

「ウォール街のランダムウォーカー」は、こんな本

米国の経済学者である、バートン・マルキール氏の作品。

個人投資家のための手引書として、一度は読んでおくべき、古典的な名著です。

ランダムウォークとは、
「物事の過去の動きからは、将来の動きや方向性を予測することは不可能」
ということ。

この本での結論は、

インデックスファンドを買って、超長期間持っていること。

それが、賢い投資。

この本は、
  1. ファンダメンタルズ価値理論
  2. 砂上の楼閣理論

のふたつの理論から成り立っています。

ファンダメンタルズ価値理論からは、投資用語の意味と重要性を学ぶことができます。

砂上の楼閣理論からは、人間の心理がいかに株価に影響を与えるのかを、学ぶことができます。
「バブルはなぜ起こるのか」、その真実がここにあります。

「まぐれ」は、こんな本

ウォール街でトレーダーとして長年活躍した、金融業界の有名人、ナシーム・ニコラス・タレブ氏の作品。

  • 「大成功した人はリスクを取ったから」と言われるが、「リスクを取った人が大成功した」とは限らない。
  • それは、「たまたま」大成功しただけ。
  • 「リスクを取って成功しなかった」人が大多数。

たいていのことは、たまたまの「まぐれ」であることを学ぶことができます。

そして、結論は、

うまくいっている時、それは自分の能力ではなく、たまたまの出来事。

どんなに投資で成功しても、自分を戒めることができる、そんな1冊です。

「ブラック・スワン」は、こんな本

ウォール街でトレーダーとして長年活躍した、金融業界の有名人、ナシーム・ニコラス・タレブ氏の作品。

本のタイトルになっている「ブラック・スワン」は、黒い白鳥のこと。

「白鳥はすべて白い」という常識が、オーストラリアで見つかった「黒い白鳥」によってくつがえりました。

すなわち、「あり得ない」と思っている常識もくつがえることがある、という意味です。

この本は、
  • 人間には、ランダム性(不確実性)が見えない。
  • 特に大きな変動が見えない。

を軸に書かれています。

そして、結論は、

「あり得ない!」は、普通に「あり得る!」

自分が分かっていることより、分かっていないことを考えることが重要だと考えされられます。

投資の世界で、どんなことが起きても平静でいられることを学べる1冊です。

「マネーの公理」は、こんな本

スイス銀行で活躍した父を持つ、作家・ジャーナリスト・投資家である、マックス・ギュンター氏の作品。

この本は、投資の本ではなく、投機(投資)の本。

投資の本で、「こうしなさい」と教えられることと、逆のことが書いてあります。

たとえば、
  1. 分散投資をしてはいけない。
  2. 常に早すぎると思うほど早く、利益を確定しろ。
  3. 長期投資は馬鹿げている。

など、結構、過激な内容が書かれています。

①の理由は、多くの籠(株式やファンド)を見守るより、少ない籠を見守る方が簡単だから。

②の理由は、早く利益を確定しないと、強欲になって結果失敗してしまうから。

③の理由は、先のことなんて分からないのに、長期計画なんて立てられないから。

投資・投機(トレード)について、「こんな考えも確かにある」という、新しい知識を得られる1冊です。

「マーケットの魔術師」は、こんな本

米国のトップトレーダー兼作家である、マックス・ギュンター氏の作品。

この本は、トレードで大成功をおさめた17人へのインタビューで構成されています。

「なぜ成功したのか」知ることができます。

ただ、これらの成功者の陰で、何百万・何千万のトレーダーが消えていったことを忘れてはいけません。

話の中心は、
  • 過去に起こした最悪の失敗と、そこから何を学んだか。
  • 自ら構築したトレード法の裏にある概念。
  • 心理的および性格的に、自分のどういう資質が成功を掴むカギとなったのか。
  • トレーディングで大半の人が犯す過ち、大多数の人の特徴である間違った考え方。

確かに、いままで考えてもいなかったことが学べます。

ただ、

投資(トレード)を始めようとする人、始めたばかりの人は、読んではいけない本です。

なぜなら、自分も成功できると勘違いするからです。

まとめ

投資・トレードを始めて約15年。

日本個別株で失敗し、FX(外国為替保証金取引)で失敗するという、失敗の連続でした。

ただ、これらの失敗から多くのことを学びました。

同時に、自分の考えの甘さも痛感してきました。

そして段々と、お金を儲けるために、次はなにをすべきか考えられるようになってきました。

この経験を活かして、トレードを続けていきます。

幸か不幸か、大金持ちになりたいわけではありませんので、コツコツ少額ずつ、資産を増やしていきたいと考えています。

まだ、還暦を迎えたばかり。今からでも投資は遅くない。

将来のことがわかるなら、

「長生きしたらどうしよう。。。」

と不安にならずに済むのですが。

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