留置所収監 飲酒運転・ダメ・ゼッタイ

こんにちは!「ぼっちな、ぼっち」です。

ぼっちな、ぼっちです

私は、留置所(刑務所ではありません。不起訴だったので)に入っていたことがあります。
長生きしても、あそこには、二度と行きたくない場所です。

なぜ、留置所に入っていたか。
それは、飲酒運転とひき逃げです。

飲酒運転の先には、耐えがたい苦痛が待っています。
そして、万が一の事態を起こしても、法律は決して破らないように!
破ると、損します。(私は100万円以上、吹き飛びました)

なにやらかしたの?

ある日、ご飯を食べに、自動車でそのお店へ向かいました。

そのとき、自転車をはねてしまったのです。
本来は、自動車を止めて「被害者の確認・警察への報告」をしなければなりません。

しかし、私は逃げてしまったのです。
なぜなら、お酒を飲んでいたのです。それもけっこうな量を。

目の前が真っ赤(というか、オレンジ色)になりました。本当に、見えるすべてのものが赤くなりました。
「やってしまった。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ」と思い、多分10分後くらいに事故現場に戻りました。

戻ると既に警察が来ていて、「飲酒運転、救護義務違反(ひき逃げ)」の現行犯で逮捕されました。
その場で手錠をかけられて、警察署へ連行されました。

そのまま、留置所へ収監です。
このときは、「どうしよう、どうしよう。。。」としか、考えられませんでした。

留置所での生活

留置所は二人房で、生活は過酷でした。

3日も経つと「もう二度と自動車の運転しませんから、ここから出してください」と心のなかで叫んでいました。

起床したら、布団を畳んで、房内(室内)の清掃・トイレの清掃を行います。

ここまでは、普通といえば普通なのですが、そのあとは「何もしてはいけません」
同じ房の人との会話も禁止です。

警察官の取り調べが始まるまで、ただひたすら、じっとしています。
取り調べは、何度も何度もおこなわれ、同じことを何度も何度も答えなければいけません。

一番キツかったのは、24時間なにもしてはいけないことでした。
本当に、寝る・食べる・取り調べを受ける、の繰り返しでした。

取り調べがひと段落つくと、読書は許されました。

検察へ送致されました。

警察での取り調べが一旦終わると、検察での取り調べが始まります。
手錠をかけられ、紐で繋がれて、大型の護送車(窓に格子が入った、青と白のバスです)に乗り、検察庁へ向かいます。

市内各所の警察署から集められた被疑者たちが、ひとつの房に集められ、検察官からの呼び出しを待ちます。
普段、自分には関係ない世界の話だ、と思っていた世界がそこにはありました。

「なに、お兄さん(私のこと)人身事故か、それならすぐに釈放されるよ」などど言われ、自分でも「そうなのかなぁ」と思っていました。

ところが、とんでもない!

検察官から、

  • 大変な事件を起こしたことを、理解していますか?
  • 警察で、さらに取り調べを受けなさい!

と言われ、警察署での留置所生活再開です。

正直、これで終わったな、と思いました。

弁護士先生に感謝!

そんな折、同房の彼から小声で、

お兄さん、弁護士、頼みました?

お金あるなら、絶対、私選弁護士に頼まないとダメですよ

と、アドバイス(?)され、留置所担当の警察官に「私選弁護士をお願いしたい」と依頼しました。

結果、幸運なことに優秀な弁護士先生にお願いすることができ、

  • 被害者の方との示談交渉(幸い、相手の方の怪我も大事に至らず、示談が成立しました)
  • 被害者への嘆願書のお願い(幸い、書いていただけました)
  • 検察との交渉

等々、弁護して頂き、結果としては不起訴(正確には起訴猶予)になりました。
そうして、やっと釈放されました。

警察署から自宅へ戻るまで、運転が怖くてたまらなかったことを、今でも覚えています。
(まだ、行政処分の決定前でしたので、免許証は有効だったのです)

この事件では、会社のたくさんの方々にご心配をかけました。
本当に申し訳ありませんでした。

この事件を起こしてから、自動車を見るだけで、怖くなってしまいます。

万が一、交通事故を起こしても、法律に従い行動していただけることを望みます。
そうしないと、私のようになってしまいます。

あのとき起訴されて、刑務所に入っていたら、と思うと。。。

あのまま

「長生きしていたら、どうしていたんだろう。。。」